攻めのビールと守りのブライアントが復帰
1月12日、ウィザーズはジャズをホームに迎えた。ブラッドリー・ビールとトーマス・ブライアントがケガから復帰して期待されたが、8連勝中と勢いのあるジャズを止めることができず116-127で敗れた。
ビールは右足のケガで6試合ぶりの出場となった。今シーズンは31試合に出場し平均27.8得点、6.6アシスト、4.8リバウンドを記録。エースとしてチームを引っ張ってきた。ケガで欠場するまで194試合連続で試合に出場しており、リーグトップテンに入るウィザーズのオフェンスの中心だ。
22歳のトーマス・ブライアントは、およそ6週間ぶりの出場となった。12月に右足のストレス反応で戦線離脱してから、当初の予定だった3週間よりも遅れて復帰となった。今シーズンはセンターのレギュラーに定着して18試合に出場。平均13.9得点、8.5リバウンドの数字を残し、主にディフェンスとリバウンドでインサイドを支えるとともに、走れるビッグマンとして良いタイミングでパスを呼び込み、高確率でシュートを決めている。
ビールとブライアントはこの試合で出場時間を制限され、それぞれ27分間、15分間の出場だった。ビールは25得点、ブライアントはベンチスタートながら8得点をマーク。2人の他にセカンドユニットのダービス・ベルターンスとジョーダン・マクレイがそれぞれ18点、16点を挙げるなど終盤まで粘りを見せたが、試合残り3分からルディ・ゴベアに3回ダンクを決められ万事休す。
接戦を落としてしまったが、2人の復帰はウィザーズにとって大きい。ビールは復帰戦について感想を聞かれ、「チームメートとプレーできたことが一番で、気分が良かった。コートを往復しながらリズム良くプレーできたと思う」と話す。
ブライアントは「今回のケガをしてからリハビリを頑張ってきた。ケガの翌日からバイクでコンディショニングのトレーニングを開始してんだ。身体を元に戻すためにね」とコメントしている。
試合には敗れたが、2人にとってはケガ明けの試運転でそれなりに良い感覚は得られた様子。2日間を挟んで敵地でブルズ、ラプターズと対戦する。
Bradley Beal scored 25 points in his return today!#WizJazz | @RealDealBeal23 pic.twitter.com/yqdu7Fncfe
— Washington Wizards (@WashWizards) January 12, 2020