ビクター・オラディポ

「今は何があっても驚かない」

昨年の1月に右足大腿四頭筋腱断裂という重傷を負ったペイサーズのビクター・オラディポが、ついにコートに帰ってくる。『Stadium』とのインタビューで、本人が1月29日にホームで行われるブルズ戦での復帰を明言した。

「1月29日、水曜の夜にシカゴ・ブルズと対戦する。予定が変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。いずれにせよ、目標があるのは良いもの。特に、1年もの間、不安に思って、期待もして、どうなってしまうか定かではない時期を過ごしたからね。ようやくゴールが見えたのは、復帰までのプロセスで非常に大きい」と、静かな口調で語ったオラディポは、こう続けた。

「以前よりもずっと強くなった。特に精神的な部分がね。今は、何があっても驚かない。最悪の時期を経験したから」

2017-18シーズンに1試合平均23.1得点4.3アシスト2.4スティールを記録し、最も成長した選手に送られるMIPを受賞。また、キャリア初のオールスターにも選出された。ペイサーズのエースという立ち位置を確かなものにした矢先のケガで戦線を離脱したのは、オラディポにとっても、ペイサーズにとっても残念でならなかった。

今シーズンのペイサーズは、東カンファレンス6位につけ、5年連続のプレーオフ進出の可能性は高い。復帰早々オラディポに過度な期待は酷だが、チームにとって大きな戦力なのは間違いない。

まもなく、再びコートで爆発力のあるパフォーマンスが見られる。