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ウィザーズ戦では得点以外でジョン・ウォールを上回る

なにかと話題に上ることの多いレイカーズの『ゴールデンルーキー』、ロンゾ・ボール。開幕戦で対戦したクリッパーズのパトリック・ベバリーは、試合後「彼には『父親の影響で、これから多くの選手に狙われるようになる』と伝えた」と語った。

コート上では挨拶代わりのハードファウルを見舞うなど、『NBAの洗礼』を浴びせたベバリーだったが、そのボールはデビューから2戦目のサンズ戦で29得点11リバウンド9アシストという『トリプル・ダブル』級の大活躍で勝利に貢献。そして10月25日に行なわれたウィザーズとの試合でも、オーバータイムにケンテイビアス・コールドウェル・ポープが決めた決勝3ポイントシュートをアシストしてみせた。

ウィザーズ戦の前には、マーチン・ゴータットとジョン・ウォールがロンゾを挑発するような投稿がソーシャルメディア上で見られた。しかし、この『ゴールデンルーキー』は動じることなくチームの勝利に貢献。試合前「容赦しない」とツィートしたウォールがロンゾを上回ったのは得点(18-6)のみで、アシストではロンゾが10-9、リバウンドでも8-3で上回った。しかも、対象選手が出場していた時間と、出場していない時の得失点差を表すプラスマイナスでは、『+13』を記録したロンゾに対し、ウォールが残した『-14』という数字からも分かる通り、試合への影響力という点でもルーキーに一泡吹かされた。

この結果を誰よりも喜んでいるのは、ロンゾが周囲から標的にされる『理由』を作った父親のラバー・ボールだ。ラバーはウィザーズ戦後、『Bleacher Report』に「勝利が何よりも重要だ」とコメント。「Zo(ロンゾの愛称)はスタッツについて心配する必要はない。息子にはこう伝えたよ。レイカーズがお前を指名した理由は一つ。お前なら今日のような試合で勝負を決められるからだ、とね」と続けた。

ラバー・ボールの饒舌は、これだけでは止まらない。息子を意識するベテランたちに向け、警鐘を鳴らしている。「これはチームスポーツだ。試合にはこのような形で勝つもの。個人の勝負に固執するようなヤツは絶対に勝てない。ウチの息子への個人攻撃に固執するようなら、レイカーズには勝てないよ」

過激な発言ばかりが注目されるラバー・ボールだが、この意見は至極真っ当だ。特に現代のNBAで試合に勝つためには、エースであってもスタンドプレーは許されない。ベテランたちが「ロンゾに一発カマしてやろう」と熱くなっているのだとしたら、それこそラバー・ボールの術中にはまっているようなもの。

ラバーのキャラクターが強烈すぎて実体が見えづらくなっているが、ロンゾがNBAで十分に通用するだけの実力を持っていることはこの数試合で明らかだ。今後もレイカーズと対戦するチームは『ナメてかかる』と痛い目に遭いそうだ。