ルーキー豊作のシーズン、ブルズでは『ケガの功名』でラウリー・マルッカネンが台頭

2017/10/26
NBA&海外
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写真=Getty Images

レブロン「アリゾナ大時代から彼を見ていた」

再建段階に入ったブルズだが、将来のエース候補が期待通りの実力を発揮している。

ルーキーのラウリー・マルッカネンは、10月24日のキャバリアーズ戦で3ポイントシュート8本中5本成功を含む19得点8リバウンドを記録。公式戦デビューから3試合でトータル10本の3ポイントシュート成功というNBA初の快挙を成し遂げた。

試合はキャブズに112-119で敗れ今シーズン初勝利はお預けとなったが、マルッカネンは予想をはるかに上回るスピードでNBAレベルに適応。本人はキャブズ戦後「後半はあまり良いプレーができなかっと」と謙遜したが、「3ポイントシュートを決めたことで、対戦相手にダブルチームを仕掛けられて、それでチームメートが使えるスペースが広がった」と、自らのプレーが試合に与えた影響を冷静に分析した。

このパフォーマンスには、現役最強の『キング』ことレブロン・ジェームズも脱帽。「非常に自信を持ってやっているね」と語り、マルッカネンがアリゾナ大学でプレーしていた頃から注目していたことを明らかにしている。

「アリゾナ大時代から、彼のプレーを見てきた。僕のモデルのシューズを履いてくれていたんだ。レトロモデルも履いてくれていて、気に入ったよ。(西海岸の)アリゾナ大の試合を見るのに遅くまで起きていないといけなかったんだけれど、すごいシュートを決めまくっていた。これからどんどん良くなるよ。一番素晴らしいのは、彼に機会が与えられているということ。ミスもできて、そこから学べる。本当に良い選手だ」

マルッカネンが先発起用されている要因は、同じポジションのボビー・ポーティスとニコラ・ミロティッチの喧嘩騒動があったからこそ。ポーティスはミロティッチとの騒動を謝罪したが、ミロティッチはそのポーティスに殴られた顔面のケガが癒えるまで、まだ時間がかかると見られている。

マルッカネンにとっては思いがけないチャンスになり、ブルズにとってはまさしく『ケガの功名』となった。このままの状態を維持できるならば、ミロティッチとポーティスが復帰後もマルッカネンが先発起用され続ける可能性はあるだろう。

やることなすこと規格外のロンゾ・ボール、1年越しのデビューから4試合目にしてキャリア初のトリプル・ダブルを達成したベン・シモンズ、そして新人としてNBA史上初の快挙を成し遂げたマルッカネンなど、今シーズンは前評判通りルーキー『豊作』の年だ。新人王レース、そして今後のNBAの中心を担えるだけの逸材候補たちの活躍から、ますます目が離せない。