デマーカス・カズンズ

レイカーズとの契約は1年限り、気が急く状況

デマーカス・カズンズはオフにレイカーズとの契約をかわしたが、8月の練習中に左膝前十字靭帯を断裂する重傷を負って長期戦線離脱となった。2018年1月の左足アキレス腱断裂してから選手生命を脅かす大ケガに3度も見舞われている状況でも、カズンズは復帰を目指して粘り強くトレーニングを続けている。

今回も歩けるようになってからはレイカーズの練習場にたびたび顔を出し、チームの輪に加わっている。今もまだ膝に負荷がかかるような運動はできないものの、スキルを落とさないための練習は続けている。試合会場には何度も姿を見せており、先日はアリーナでのシューティングにも加わった。

とはいえ、無理は禁物。彼自身は今シーズン中の復帰を目指しているようだが、次に大ケガをして彼がキャリアを続けられる保証はない。「長期のリハビリを要するケガだ。復帰への扉を閉ざすつもりはないが、慎重に様子を見るつもりだ」と語るレイカーズ指揮官のフランク・ボーゲルを始め、関係者は早期復帰に期待を持たせるような発言は一切していない。

レイカーズとの契約は1年限り。カズンズとしては次の契約を見つけるためにも、自分がどれだけのパフォーマンスを見せられるか示しておきたい。NBAトッププレーヤーにとって29歳での契約は、本来キャリアで最も良い条件のものになるはず。そういう面では気が急く状況だろうが、周囲はカズンズの才能を認めるからこそ、焦らないことが大事だと説く。

アンソニー・デイビスとのデュオ再結成は想像するだけでも楽しみだが、まずは完璧に治すことが優先だ。