「メインコートで桜花学園と」を合言葉に、京都精華学園がベスト4進出を決める

「メインコートで桜花学園と」を合言葉に、京都精華学園がベスト4進出を決める

2019/12/26

京都精華

ゾーンディフェンスが機能し、後半に突き放して快勝

ウインターカップ4日目、女子はメインコート行きを懸けた4試合が行われ、京都精華学園(京都)は県立津幡(石川)と対戦した。

世代別代表に毎年選出されている高橋未来の個人技と、アディアウィコエ・ラリヤ・ババア・メイドの高さを生かす京都精華は、津幡の持ち味である爆発的なオフェンスを発揮させず、前半を6点リードで折り返す。

その後、ショットクロックわずかな場面でフック気味に放ったタフな3ポイントシュートがネットを揺らすなど、高橋の3ポイントシュートが立て続けに決まる。さらにはゾーンディフェンスも機能して後半を52-38と圧倒し、20点差の勝利を収めた。

山本綱義監督が「ゾーンを3種類ほど用意していましたが、まず2-3でどこまでリズムを崩せるかでした。相手のリズムが合い始めたのでマンツーに変えました」と語ったように、第3クォーターに用いたゾーンディフェンスで津幡のリズムを崩したことが勝因となった。

京都精華はマリ出身の留学生が2名いる。彼女たちの高さはチームのストロングポイントになるが、決して留学生頼みのバスケではなく、一人ひとりが持つ1対1のスキルの高さが京都精華の強さの核となっている。

山本監督は言う。「戦術とかフォーメーションよりも1対1の中でどうそこに溶け込んでいけるかだったり、どうカバーしてくれるかだけを考えてきました。だから、チームのフォーメーションとかはあまりないんですよ(笑)」

キャプテンでエースの高橋についても「ひらめきでやりなさい」と自由にプレーをさせている。そして、1対1に特化しているチームだからこそ、「ゾーンの時に全体を見れる」ということが、2次的な副産物をもたらしているそうだ。

京都精華

「ノーマークよりドリブルして打ったほうが得意」

ゲームハイの37得点を挙げ、チームに勝利をもたらした高橋は「高校でメインコートに一回も立ったことがなかったのでうれしいです」と、メインコート行きを素直に喜んだ。

3ポイントシュートを6本決めているが、そのほとんどがノーマークで放つキャッチ&シュートではなく、厳しいマークを受けながらねじ込んだもの。タフショットに見えるが、本人はフリーよりも入りやすいと言う。「ドリブルしてちょっとのズレで打ったほうがリズムが良くて、ノーマークで打つよりそっちのほうが得意です」

高橋はロングレンジだけでなく、ミドルジャンパーやドライブなども持ち味としている。それは山本監督が言うように、1対1に特化した練習をずっと続けてきたからだ。

「毎日同じ練習で基礎のパスからやって、フォーメーションの練習はほとんどしないです。あとは1対1。5対5も練習ではあまりせず1対1ばかりで、2対2の練習でも1対1がメインで、そのなかで合わせていくというのを6年間やってきました」

京都精華は付属高校で、ロスターのうち10人が中学から上がってきた選手。個の能力と6年間一緒に培ったチーム力、そこに留学生の高さが加わり、今の強さが出来上がった。

高橋は「メインコートで、決勝まで行って桜花(学園)とやりたい」との目標を掲げてきた。メインコートに立つという目標は今日達成した。もう一つの目標を達成するために、明日は前回優勝校の岐阜女子(岐阜)と相対する。

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