ダンテ・エクサムと指名権でトレード
12月23日のヒート戦の開始前、ジャズはポイントガードのダンテ・エクサムをキャバリアーズへ放出し、ジョーダン・クラークソンを獲得した。試合後にはベテランのジェフ・グリーンを自由契約とし、シューティングガードのレイジョン・タッカーと今シーズン終了までの契約を結んだと発表している。
ジャズが一気にチームのテコ入れを行ったのには理由がある。今シーズンのセカンドユニットのパフォーマンスが満足できるレベルに達していなかったからだ。
ジャズのセカンドユニットはリーグでもワーストに近く、ベンチエフィシェンシーではリーグ29位だ。セカンドユニットが機能していないと、スターターを休ませることができず、結局はスターターのパフォーマンスも低下してしまうのだ。実際、23日のヒート戦では試合終盤に主力選手の体力が残っていなかった。チームのトップスコアラーであるドノバン・ミッチェル(平均約25点)とボーヤン・ボグダノビッチ(平均約21点)は39分間プレーしたが、終盤の勝負どころでハードワークするだけの余力は残っていなかった。
ジャズの首脳陣はベンチの問題を解決すべく行動を起こした。まず、キャブズとのトレードでクラークソンを獲得。クラークソンは1試合平均15得点と得点能力が高く、ジャンプシュートだけでなくドリブルからの攻撃も得意としている。ジャズの攻撃のシステムに上手くフィットすれば、ベンチの得点力は間違いなく向上する。
一方、キャブズに放出したダンテ・エクサムは2014年のドラフト5位指名で入団、将来のフランチャイズプレーヤーとして期待されていたが、ケガもあり身体能力の高さを生かせなかった。球団は環境を変えたほうが本人のためにもなると感じていたようだ。
ベテランのフォワード、グリーンを自由契約にしたのは、ジョージ・ニアンの出場時間を増やすため。また、Gリーグでプレーするシューティングガードのレイジョン・タッカーと今シーズン中の契約を結んだ。タッカーはGリーグのベストプレーヤーの一人であり、この抜擢に奮起することは間違いない。
ジャズは今回のトレードでキャブズに2巡目の指名権を2つ差し出しているため、リスクもある。この補強の成否は現時点では分からないが、選手とファンにはチームの今シーズンに懸ける意気込みが十分伝わったはずだ。
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Season-high 3️⃣3️⃣ for @jordanclarksons ?#BeTheFight pic.twitter.com/OrxHKby7fZ— Cleveland Cavaliers (@cavs) December 21, 2019