ジョン・コリンズ

復帰戦で27得点10リバウンド2ブロックを記録

ホークスのジョン・コリンズが12月24日キャバリアーズ戦で戦列に復帰した。コリンズはNBAと選手会が定める反薬物プログラム規定に違反し、25試合の出場停止処分を受けていた。

復帰戦となったこの試合でコリンズは27得点10リバウンド2ブロックを記録。チームは118-121と僅差で敗れたが、復帰初戦で大きなインパクトを残したことは間違いない。

2017年のドラフト全体19位でホークスから指名され入団したコリンズは、今年が3年目のシーズン。昨シーズンは19.5得点、9.8リバウンドと安定したプレーをしていただけに、今季序盤の25試合の欠場は本人にとってもチームにとってもダメージが大きかった。コリンズだけの責任ではないが、チームは現在6勝25敗と不振にあえいでいる。

出場停止処分が下された時の心情を聞かれたコリンズは「失望が一番大きかった。夏の間も練習し、チームを構築し、一つにまとめようとしていたから、本当に辛かった」と答えている。

ホークスのヘッドコーチ、ロイド・ピアースは3年目の若手に過度なプレッシャーを与えたくないようだ。「ジョンが復帰したからといって、チームのコミュニケーションや戦う姿勢など課題のすべてが解決されるわけではない」

コリンズ不在の間、平均29.0得点、8.4アシストと孤軍奮闘していたトレイ・ヤングもコリンズの復帰を歓迎している。「ジョンの復帰はチームにとって大きいよ。シーズン序盤で彼が出れなかったのは最悪だった」

コリンズ、若きリーダーのヤング、ルーキーのディアンドレ・ハンターの3人にケミストリーが生まれれば、ホークスはさらに楽しみなチームになるはず。コリンズが今回のトラブルをプラスに転じさせることができるか。それがチーム飛躍のカギになりそうだ。