ヤニス・アデトクンボ

ウェスリー・マシューズ、ロビン・ロペスとトリオ結成

好調バックスを牽引する昨シーズンMVPのヤニス・アデトクンボは、コートの外でもファンを魅了している。試合前のルーティーンで2人のチームメート、ウェスリー・マシューズ、ロビン・ロペスとともにプロレスの『寸劇』を披露する動画が話題になっている。

アデトクンボをリングに引きずり込んだのは、今年バックスに加入したマシューズとロペスだ。プロレスのコントは、もともと2人がブレイザーズでチームメートだった2013年から15年にやっていたルーティーン。バックスで再び仲間になった2人が往年の『寸劇』を復活させた。しかもMVPのアデトクンボを招き入れて。

「最初はただふざけていただけだったけど、だんだん楽しくなってきて、他のチームメートものってきてくれた」とマシューズ。対戦相手を務めるロペスは特にプロレス好きではないが、ヒール役を演じるのが得意なのは周知の通り。もともとロペスは対戦チームのマスコットとの乱闘劇が好きな『マスコット・ハンター』であり、マシューズの相棒にはぴったりだった。

2人の『寸劇』をバズらせたのはアデトクンボだ。大のプロレス好きとして知られる彼はゲーム前に楽しそうにプロレスをしている2人を見て、身体がウズウズしたそうだ。「仲間に入れてくれと頼んだんだ。プロレスを楽しんでる」と、コートの外でも主役の座を奪ってしまった。

動画を見ると、3人がこのルーティーンを心から楽しんでいることが分かる。そして、3人が作り出すポジティブな雰囲気がチーム全体に浸透している。この動画を観たファンも笑顔になっているに違いない。彼らはバスケットボールの試合だけでなく、次の『寸劇』も待ち望んでいるのではないだろうか。コート内外でファンを魅了するアデトクンボとバックス。このチームは今、すべてがうまくいっているように見える。