バスケ映画『ハードプレー』のコスプレを完コピ
NBA新シーズン開幕の到来と同時にやってくるものといえば、アメリカの国民的行事であるハロウィンだ。毎年NBAスター選手が思い思いのコスチュームとメイクでSNSを賑わせているのだが、サンダーのラッセル・ウェストブルックとニック・コリソンがその先陣を切って『完璧な』コスプレを披露した。
2人が演じたコスプレの元ネタは、1992年にアメリカで公開され、全世界での興行収入9000万ドルを超えたヒット作『White Men Can't Jump』(ハードプレイ)。才能に恵まれながら賭けバスケで生計を立てている黒人選手と、大学時代に選手として活躍するも人種の壁を感じてプロ入りをあきらめた白人選手がひょんなことからデュオを組み、2on2の賭けバスケで活躍するというストーリーで、ウェズリー・スナイプスが主演を務めた。
言うまでもないが、ウェストブルックが扮しているのがスナイプスが演じた主役のシドニー・ディーンで、コリソンはウディ・ハレルソンが演じたビリー・ホイルだ。このクオリティの高さにも驚かされるが、現役NBA選手が扮しているというところが味わい深い。またウェストブルックとコリソンは、お互いの妻を劇中のヒロインに見立てた画像も撮影し、それをウェストブルックが投稿している。
NBAのファッションリーダーであるウェストブルックだけに、劇中のキャラクターが着た衣装に可能な限り近い洋服を探し回ったのは想像に難くない。以前クリッパーズのブレイク・グリフィンがスナイプスの役を演じ、リメイク版が製作されると噂になったが、この2人によるリメイク版を見たい気持ちにさせられてしまう。
いち早くハロウィーンに向けたコスプレを披露したウェストブルックとコリソンに続くのが誰になるとしても、ありそうで誰もやらなかった発想力といい、このクオリティを上回るのは至難の業だ。現時点では、ウェストブルックとコリソンが『最優秀ハロウィーン・コスプレ賞』候補に一番近い。