アレセイア湘南

「どんな時でもみんなで一体感を持って」

高校バスケの祭典、ウインターカップ1日目。3年連続3回目の出場となるアレセイア湘南(神奈川)は県立佐賀北(佐賀)を85-45で下し、2回戦進出を決めた。

この試合でゲームハイの24得点を挙げたキャプテンの古木梨子は、無事に初戦を勝利しながらも「ディフェンスではもっと当たろうと話していたけど、パスを通されたりファウルがこんじゃったり、ダブルチームも行かないタイミングで行っちゃいました」と反省点を口にした。

まだまだ大会の中で向上していく余地はあるにせよ、アレセイア湘南はこの会場で一番の盛り上がりと言って良いほど応援席と選手が一丸となっていたのも印象的だった。そのことを問うとチーム一体となることには自信があると古木は言う。

「いつも張一監督が言うのは、勝つことも大事だけど一番はチームワークだと言っています。負けてもチーム一体になれていればそれはそれでOKと言われていて、だからどんな時でもみんなで一体感を持って盛り上がりたいたいです」

試合前にはコート上のハドルを組む選手たちが大きな声を出し、応援席も一丸となって盛り上げる、まるで決勝戦かのような雰囲気が出ていた。「歌とかは特にないので、ただただ盛り上がっている感じです。後輩も結構盛り上げてくれるので、自分はキャプテンだけどやらなくてもみんなが盛り上がってくれる(笑)」とチーム全員の共通意識があるからこそ、あの勢いが生まれている。

次は京都精華学園(京都)と対戦する。相手は優勝候補の一角であり、平均身長でも約8cm上回る。古木も「次の試合は相手が大きいので走るバスケでスピードで勝っていきたい」と意気込んだ。

明日の試合でもチームと応援席が一体となるアレセイア湘南の戦いぶりに注目したい。

アレセイア湘南