タッコ・フォール

指揮官は愛娘にフォールの起用を促される

ロバート・ウィリアムズ三世、ゴードン・ヘイワード、マーカス・スマートら負傷者を出しながらも東カンファレンス2位につけているセルティックス。12月20日もホームでピストンズに114-93で勝利し、シーズン19勝目をあげた。

この日のTDガーデンでは、ドラフト外ルーキーのタッコ・フォールの出場を求める『We want Tacko!』チャントが響き渡った。ヘッドコーチのブラッド・スティーブンズもファンのリクエストに応え、勝負がほぼ決まった第4クォーター残り4分31秒にフォールをコートに送った。

この日一番の大歓声で出迎えられたフォールは試合終了までプレーし、NBA2試合目で5得点2リバウンド1ブロックを記録。試合後の会見でスティーブンズは、10歳の愛娘からもフォールを使うように言われていたことを笑顔で明かした。

「試合前に今日のゲームについて子供たちと話していたら、娘からこう言われたんだよ。『そろそろみんなが観たいと思っているものをみせてあげる時期よ』とね」

「ファンが(フォールの出場を求める)チャントをし始めた瞬間に、娘はこうなることを予期していたのかと思うと笑いが止まらなかったね。とにかく、タッコが良いプレーをしてくれて私もうれしい」

ボストンのファンに少し早いクリスマスプレゼントとなったが、今後もTDガーデンでは彼がアクティブリストに登録された試合で『We want Tacko!』チャントが起こるはずだ。