ビクター・オラディポ

膝の大ケガから11カ月、復帰への意欲は衰えず

ペイサーズのビクター・オラディポは、昨シーズンに負傷した右膝のケガのリハビリを続けている。チームはエースを欠きながらも、マルコム・ブログドンやドマンタス・サボニスがチームを牽引し、ここまで19勝9敗とプレーオフ出場圏内の6位につけている。

オラディポは2017年夏、ポール・ジョージとのトレードでサボニスとともにペイサーズへ加入。ポール・ジョージがチームの顔だっただけに、このトレードには批判も多かったが、オラディポはコート上でのパフォーマンスでファンの信頼を勝ち取った。2017-18シーズンは1試合平均23.1得点、4.3アシスト、2.4スティールを記録し、最も成長した選手に送られるMIPを受賞、オールスターにも選出された。

しかし、エースとして開幕を迎えた2018-19シーズンは本人の予想よりも早く終わることになる。1月の試合中に膝を負傷し途中退場、試合後に右足大腿四頭筋腱断裂と診断された。負傷から11カ月が経過した現在も、リハビリは続いている。

オラディポは『HoopsHype』とのインタビューで、ケガは順調に回復しており、実戦復帰は確実に近づいていると語った。

「徐々に回復している。1日1日すべきことをこなしていけば必ず復帰できるはずだ。現時点でいつ復帰できるかは決まっていない。リハビリはとてもシンプルで、大腿四頭筋の筋力とスタミナを強化するリハビリをずっと続けてきた。一番高いレベルでプレーできるようにね」

ペイサーズはオラディポを欠きながらもセルティックスやレイカーズに勝てるだけの力を持っている。今は辛抱の時期が続いているが、エースがケガから復帰すれば、一気に東カンファレンスのエリートチームになるかもしれない。