生涯賃金3億ドル超えのノビツキーもにっこり
引退後は確実にバスケットボール殿堂入りするであろうマーベリックスのダーク・ノビツキーが、ある一人のファンの好意に心を打たれた。
昨シーズンはチームのキャップスペースに余裕があったため、オーナーのマーク・キューバンの計らいで2500万ドル(約28億円)という契約を結んだノビツキーだったが、今シーズンはチームの補強を優先させるため、500万ドル(約5億6000万円)という格安の契約を自ら選択した。
来年40歳になるとはいえ、まだまだチームにとって貴重な得点源。それに過去の実績を考えれば高額契約が相応しいのだが、ノビツキーは以前にも大幅な減俸を受け入れてチームの補強費を優先、チームから称賛されている。
そんなノビツキーの行動に、あるファンが感謝の気持ちを示した。公開練習の際、ノビツキーはあるファンから折りたたまれた一枚の便箋を受け取った。その中には20ドル(約2300円)紙幣が入っており、便箋には、こう書かれてあった。「この6年間、あなたはチームの補強、優勝のために減俸を受け入れてくれました。ランチは僕のおごりです」
Got this from a fan today at open practice… much appreciated! pic.twitter.com/qpRhwB1vmG
— Dirk Nowitzki (@swish41) 2017年9月29日
ノビツキーは、この便箋と20ドルを手に持った画像を「ファンが公開練習の時にくれた。本当にありがとう!」というメッセージとともにツィート。補足だが、ノビツキーが今シーズンまでにNBAで得た生涯賃金は2億4537万1801ドル(約280億円)。これにエンドースメント契約で得た金額を加えると軽く3億ドル(約337億円)は稼いでいるのだが、それでもこのファンの気持ちがうれしかったようだ。
引退後にキャリアを振り返る時、ノビツキーはこのエピソードを事あるごとに振り返るようになるかもしれない。それにしても、彼はこの20ドルで何を食べたのだろうか?