優勝を狙える環境を与えてくれたキャバリアーズのためにNBA優勝を誓うドウェイン・ウェイド「僕の力を信じてくれた」

2017/09/28
NBA&海外
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写真=Getty Images

レブロンも歓迎「教室に入ったら、親友がいた気分」

9月27日、キャバリアーズがドウェイン・ウェイドとの契約を発表した。

230万ドル(約2億6000万円)での単年契約、ブルズとの契約をバイアウトした分の収入が入って来るものの、ベテラン最低保証額での契約はウェイドにとって少々寂しいものだろう。それでも彼はキャリア4回目の優勝を目指す上で最高の環境を手にしたことを大いに喜んでいる。

キャブズとの契約発表と同時に、ウェイドはTwitterで以下の声明を発表した。

「ブルズでプレーするのは僕の夢だった。昨シーズンはその夢を叶えられて幸運だったと感じている。ブルズの方向性が変わり、自分がいるべき場所をあらためて考えた。再建段階のチームでプレーすることは、僕が求めるものではなかった。それがどれだけ難しい決断であろうとも」

「4回目の優勝を追い求めてキャバリアーズでプレーできることに興奮している。最高のレベルでプレーを続け、競い合う上で、これ以上の環境はない。クリーブランドは僕の力を信じてくれた。選手として、リーダーとして、優勝を狙えるチームにもたらせるものがあると信じてくれた。そして、兄弟同然のレブロンと再び一緒にプレーできることをうれしく思う。僕たちはともに2回の優勝を成し遂げた。彼と3回目の優勝を達成したい」

さらに、ウェイドが強調したのはブルズへの感謝の気持ちだ。彼にとってもチームにとっても成功とは言いがたい1年を経て、別々の道を進むことになったが、ウェイドにとって故郷のクラブは今も特別な存在のまま。率直な気持ちとしての感謝を声明に含めている。

「今回の決断は、非常に難しいものだった。僕を歓迎してくれたブルズ、ファン、シカゴの人々には心から感謝している。母がサイドラインからブルズの選手である僕に声援を送ってくれたことは、とても意味のあることだった。地元のためにチームと一緒に行なった活動のことを誇りに思うし、それはこれからも続けていくつもりだ。ホームタウンでのプレーは、僕にとって名誉であり特別なこと。シカゴは特別な場所なんだ。これからも、僕にとってホームであり続ける」

ウェイドの加入を最も喜んでいるのはレブロン・ジェームズだ。親友であり、ヒート時代の盟友であり、ウェイドの表現を借りれば「兄弟同然」の2人がキャブズで再びタッグを組む。レブロンは「新学期初日に、誰と同じクラスか分からない不安な気持ちを抱えて教室に入ったら、親友がいたような気分」というヒネりを効かせた表現でウェイドを歓迎した。

カイリー・アービングに出て行かれるという波乱のスタートとなったキャブズの今オフ。それでも最後にウェイドを加え、戦力は整った。東カンファレンスのライバルは実質セルティックスのみで、主力にケガ人が続出するような事態さえ避けられれば、4年連続のNBAファイナル進出となる可能性は極めて高い。ファイナルの相手が4年連続で宿敵ウォリアーズになったとしても、昨シーズンのように圧倒されることはないだろう。タイトル奪還に向け、あとはケミストリーを構築するだけだ。