八村塁

フィールドゴール10本中成功3本、7得点と振るわず

西カンファレンスの強豪ナゲッツのホームに乗り込んだウィザーズだったが、完敗を喫した。

先発出場した八村塁は開始1分半、味方との合わせからダンクで初得点を決めるが、その後は精彩を欠いた。ブラッドリー・ビールやアイザイア・トーマスとのピック&ロールからノーマークでボールをもらうも、得意のミドルシュートがリングに嫌われる。また、トランジションディンフェスでのコミュニケーションミスをモリッツ・ワグナーに指摘をされる場面もあった。

第2クォーター残り7分、八村はビールとともに再びコートに戻ったが、最初のディフェンスでジェレミ・グラントにバスケット・カウントを奪われ、さらに連続でファウルを犯してしまいリズムをつかめない。

二コラ・ヨキッチやジャマール・マレーを擁する破壊力抜群のナゲッツオフェンスを止めらないウィザーズは、このクォーターを24-39と大きく上回られた。

後半開始3分、八村は11点差に迫る3ポイントシュートを成功させたが単発に終わる。八村のシュートタッチが良くないと見たナゲッツはあえて八村に外のシュートを打たせるように、間合いを空けてペイントの侵入を防ぐことを優先した。

八村はなかなか積極的にプレーできず、ボールが渡ってもパスの相手を探してしまっていた。状況を打破しようと放った強引な3ポイントシュートがショート、全速力でディフェンスに戻るも、結果的にポール・ミルサップにバスケット・カウントを与えてしまい、八村は頭を抱えた。

チームは第2クォーターに背負ったビハインドを押し返すことができず、104-117の完敗。八村は個人4つ目のファウルを犯してファウルトラブルとなり、第3クォーター残り約6分、18点ビハインドの場面でベンチへ退き、コートに戻ってくることはなかった。22分間の出場で7得点4リバウンド2アシスト1スティールを記録したが、フィールドゴールの成功率は10本中3本成功の30%と低調。ゴールを狙う積極性を欠いた上にファウルトラブルと、空回りばかりの試合となった。