文=丸山素行
「どんな色でもいいのでメダルを取りたい」
今夏のアジアカップで女子日本代表は激闘の末に優勝を果たし、アジアカップ3連覇を成し遂げた。今日、都内でその偉業を称えるための『優勝祝賀会』が開催された。日本バスケットボール協会の三屋裕子会長が「彼女たちをうんと褒めてもらいたくて今日はお時間をいただきました」と挨拶し、会はスタート。
歓談中にはアジアカップの映像が流され、選手たちとともに激闘を振り返った。オーストラリアとの決勝で3ポイントシュートを連発した水島沙紀は「打てば入るという感覚だった」と当時の心境を語った。
「リーグ戦で一人ひとりがステップアップして」
会の最後には、キャプテンの吉田亜沙美とヘッドコーチのトム・ホーバスが挨拶した。
トムコーチは「このチームはすごく良いチームになったと思う。みんなと久しぶりに会って、いろいろ思い出して良かった。次の目標は来年のワールドカップ。高い目標が必要だと思うので、ワールドカップでどんな色でもいいのでメダルを取りたい」と次の目標を掲げた。
キャプテンの吉田亜沙美は、次のような言葉で会を締めくくった。「アジアカップで個々が課題を見つけたと思います。チームはバラバラになりますが、10月7日から始まるリーグ戦で一人ひとりがステップアップして、来年集まった時に強いチームを作っていけるように私たち選手も頑張りますので、今後ともご声援のほどよろしくお願いします」
アジアカップを制し、来年8月に開催されるワールドカップの出場権を獲得した女子日本代表。吉田が言うようにリーグで研鑽を積み、今度は世界の舞台で日本の強さを証明してほしい。