写真=Getty Images

デュラントの『ミスによるサンダー批判』に反応

Twitterでファンから古巣サンダーを退団した理由を聞かれ、自作自演で自分を擁護しようとしたら別アカウントを切り替えるのを忘れ、サンダーを批判するツィートを投稿してしまったケビン・デュラントの失態については先日お伝えしたとおり。騒動後すぐに謝罪したのだが、収まらないのはサンダーの選手だ。

エネス・キャンターは早速Twitterでサンダーのファンにこう呼びかけた。

「誰が何を言おうと関係ない。オクラホマシティ・サンダーはNBAでもベストで、最もプロフェッショナルな球団だ。それに一番クレージーなファンに恵まれている。勝っても負けても、一番大事なのは一致団結すること。俺たちは一つのチームなのだから」

そして文末には、デュラントが「遊んでいるような奴」と批判したラッセル・ウェストブルック以外の選手についても触れ、「それから、『遊んでばかりいるような奴』と言われた連中のことだけれど、俺は彼らをファミリーと呼んでいる」

キャンターは、昨シーズン中のウォリアーズ戦でベンチからデュラントを盛んに挑発していたサンダーの選手の代表格。デュラントの投稿が冗談だったとしても、キャンターが彼を『裏切り者』と見なしているのだとしたら、今回の件でまた怒りが再燃したのだろう。

オクラホマシティでのウォリアーズ戦は11月22日に行なわれる。昨シーズン、サンダーファンは『腰抜け』を意味するカップケーキTシャツを着てデュラントを出迎えたが、会場のムードは『怒り』よりも『嘲笑』が多かった。だが、今回はまたトラブルの予感がする。自分たちのチームを捨てた選手に、自分たちが愛するチームを馬鹿にされたサンダーファンの怒りが収まるわけがない。昨シーズンよりも今シーズンのオクラホマシティ凱旋の方が、デュラントにとって厄介な試合になりそうだが、まさに自業自得だけに文句を言うわけにはいかない。