レイカーズ

コービーはハワード、クーズマとも交流

11月17日にステイプルズ・センターで行われたホークス対レイカーズのコートサイドには、レイカーズレジェンドのコービー・ブライアントの姿があった。

コービーは、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ドワイト・ハワード、カイル・クーズマらとコミュニケーションを取り、古巣の試合を満喫。レイカーズはレブロンが33得点7リバウンド12アシスト、クーズマが17得点、ラジョン・ロンドが15得点、デイビスが14得点、ハワードがベンチから9リバウンドを記録し、122-101で勝利を収めた。

普段ならセレブが観戦に来ていても観客とは交流しないクーズマも、この日のゲストを無視するわけにはいかなったと、試合後に語った。「普段はサイドラインの観客とは話さない。試合に集中しているからね。でも、彼は別。挨拶しないといけなかったよ」

以前レイカーズに所属したときには考え方の違いで打ち解けられなかったハワードは、久々にコービーと交流。過去の経緯は関係なく、両者は言葉を交わした。

「誰か分からなくて、首の後ろを叩かれたから、肘打ちでもしてやろうかと思ってね」というジョークからコメントし始めたハワードは、「そうしたら『よう、元気か?調子良さそうだな』と言ってもらえた。彼が試合を観に来てくれたのはうれしいね」と、続けた。

NBA入り前からコービーを尊敬していたレブロンは、レジェンドの前でキャリア最高のスタッツを記録。『ESPN』によれば、前半にレブロンが記録した出場時の得失点差を表すプラスマイナスは、17年のキャリアで最高の+41に到達した。

レブロンは「彼が会場に来てくれたこと、この球団とロサンゼルスにとってどういう存在かを理解できていること、そして自分がレイカーズの一員でいられるのは素晴らしいこと」と語った。「昔から彼のプレーを見て、尊敬していた。自分も彼と同じように、高校からプロに転向するチャンスを得られた。昔から彼のプレーは見ていたからね」

「オハイオ州アクロン出身の自分には信じられないようなこと。コービーが、時間を使って試合を観に来てくれたなんてね。今も、特別なことだと思っている。彼にショーを見せようと思った。また観に来てもらえる理由にもなるからね」

今シーズンのレイカーズは、開幕ダッシュに成功し、優勝候補の一角と見られている。強いレイカーズのプレーを見たコービーも、安心して会場を後にしたに違いない。