大型補強実行のライバルにはない『ケミストリー』に確信
昨シーズン優勝したウォリアーズの先発センターとして活躍したザザ・パチューリアは、ケビン・デュラント、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンを軸とする『スーパーチーム』体制2年目も成功を収められると確信している。
昨夏にウォリアーズに加入した際は年俸290万ドル(約3億1000億円)と、キャリア初のNBA優勝を実現するために破格の安さで契約。先発センターとして平均6.1得点、5.9リバウンド、フィールドゴール成功率53.4%(キャリアハイ)を記録。インサイドで存在感を発揮し、最高のコストパフォーマンスを見せた上で、目論見通りチャンピオンリングを手にした。そして今夏も単年350万ドル(約3億9000万円)で再契約。2度目の優勝を目指す。
そのパチューリアは『The Mercury News』の取材に対し、ウォリアーズでの2年目についてこう語る。「自信もあるし、チームメートがお互いのことを理解し合っているから、さらにレベルアップすると思う。ケミストリーも生まれて、一緒に優勝しているしね。どうすればレベルアップできるか分かっているし、今の集中を保つことができれば、もっと良いチームになれる」
今オフには多くのチームが大補強を実行した。中でもウォリアーズと同じ西カンファレンスのロケッツはクリス・ポール、サンダーはポール・ジョージ、ティンバーウルブズはジミー・バトラーを含む実力者を加えることに成功している。西カンファレンスはどのシーズンも激戦になるが、今夏の補強によりトップ5~7までは接戦になるという予想が多い。
『ウォリアーズ包囲網』ができつつある中、パチューリアは、ライバルチームの補強にも触れ、「確かにみんなビッグネームだけど、僕たちはチームの力、チームのシステムを信じている。お互いの力も信じ合っているからね」と語った。
今夏パチューリアは、NBA優勝により母国ジョージアに貢献したとして、名誉勲章を受賞した。母国の国民が誇りに思えることを成し遂げたパチューリアの頭には、連覇を目指し邁進することしかない。