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27歳で迎えるシーズン、鍛え上げたボディで頂点を狙う

今夏にペイサーズからサンダーに移籍し、ラッセル・ウェストブルックと共闘することになったポール・ジョージの目標は、2017-18シーズンのMVP受賞だ。先日行われたナイキとNBAのパートナーシップ発表イベントにサンダーの代表として参加したジョージは、『NBA TV』とのインタビューで「シーズンMVPを狙う」と断言した。

「毎年夏にトレーニングをこなすのは、MVPを取るため。毎年何か新しいものを身に着けているんだ。今年はウェイトルームで体幹を鍛えたよ。次のステップに進むための準備と言えるね。シーズンに戦い抜く身体を作るための取り組みだ。シーズンMVPを取りにいくよ」

彼が加入したサンダーは、2014年のケビン・デュラント、2017年のラッセル。ウェストブルックと2人のMVPを輩出している。ジョージがシーズンMVPになれば、それはウェストブルックとのケミストリーが完璧に機能することを意味する。

今シーズン終了後に完全フリーエージェントになるジョージは、地元ロサンゼルスに本拠地を置く名門レイカーズに移籍するのではないかと言われている。ただ、今シーズンにシーズンMVPを受賞するとなれば、それはウェストブルックとのケミストリーが完璧に機能したことを意味する。こうなるとジョージにはサンダーと再契約という選択肢も出てくる。ウェストブルックはサンダーから提示されたと噂される2億ドル(約222億円)超えの『スーパーマックス契約』に対する返事を保留したままだが、最終的にはサンダーと延長契約を結ぶ可能性が高い。この2人と再契約することは、サンダーにとっても大きな目標となる。

来夏サンダーと再契約を結ぶにしても、レイカーズに移籍するとしても、あるいは他の選択肢を検討するにしても、シーズンMVPを受賞して自分の価値を高めることで、大型契約を結ぶことが可能となる。それこそジョージが思い描くプランなのだろう。シーズンMVP受賞を実現できれば、来年の夏は最高のオフになる。