「良かったのは、出場できたことだけ」
今年の夏にクリッパーズにトレードされたポール・ジョージが、11月14日のペリカンズ戦で待望のデビューを果たした。
今春に肩の手術を受け、リハビリを続けていたジョージは、久々の実戦で24分12秒プレーし、33得点9リバウンド4アシストと流石のパフォーマンスを披露。5本中3本の3ポイントシュートを含め、フィールドゴールは17本中10本(58.8%)と高確率で決めるなど、試合勘が衰えていないことを証明した。
試合には127-132で敗れたものの、ヘッドコーチのドック・リバースは「素晴らしかった」と、ジョージを絶賛。「彼はキャッチ・アンド・シュートだけの選手ではない。ドリブルもできるし、ポストプレーヤーでもある。オフェンスの3つの要素を実行してくれた」
だがジョージ本人は、シーズン初出場を厳しく自己分析し、次のように述べた。
「ひどかったね。パフォーマンスも、ディフェンスに関してもやることはたくさんある。実戦のスピードはしばらく体感できていなかったしね。良かったのは、出場できたことだけ」
この日はカワイ・レナードが欠場したため、超強力デュオが同じコートに立つのは、16日にホームで行われるホークス戦になると見られている。
個人スタッツこそ残せたとはいえ、ジョージ本人は納得がいかない部分が多く、苦しんだ。おそらくは、レナードとの連携も試合を重ねなければ上手く機能しない部分も出てくるだろう。
それでも、待ちに待った実戦復帰まで漕ぎ着けられたことは、クリッパーズにとって朗報だ。シーズン序盤はプレータイムにも制限が設けられるだろうが、これまでの自分を取り戻し、チームを勝利に導けるジョージの活躍に期待したい。
.@Yg_Trece’s 33 points marked the third highest total for a Clippers debut in franchise history.
Full highlights ⤵️ pic.twitter.com/Ht9IxTolsE
— LA Clippers (@LAClippers) November 15, 2019