写真=Getty Images

シーズン中は競い合い、オフには追い込み合える親友

トレーニングキャンプ開始まであと10日あまり。NBA選手たちは長いシーズンを戦い抜くための下地を作るべく、最後の追い込み時期に入っている。

ブルズとの契約バイアウトのタイミング、その後の移籍先が注目されるドウェイン・ウェイドが、盟友レブロン・ジェームズと厳しい合同トレーニングを行ない、その様子を収めた動画をSNSに投稿した。

『USA Today Sports』のアリーシャ・ツジがウェイドとレブロンが投稿した動画をTwitterで紹介している。

2人はUCLAの施設で練習しているようで、屋上スペースと思われる場所にトレーニング機器が並んでいる。自撮りするウェイドの背後では、レブロンがメディシンボールを持って体幹を鍛えるトレーニングを行なっている。

ウェイドも息を切らしており、激しいトレーニングの合間に撮影したようだ。「シーズン中、俺たちは競い合う。オフシーズンには追い込み合う。もっと良い選手になるために。もっとレベルアップするためにね」とコメント。背後にいるレブロンは笑顔を見せており、良好な関係性が見て取れる。

夜のトレーニングを終えてから、約12時間後の早朝には再び厳しいトレーニングを再開。今度はレブロンが自ら撮影し、ウェイドがバランスボールに乗った状態で胸の上にダンベルを置いての腹筋を行なっている姿が確認できる。レブロンは自分にカメラを向けると腹筋あたりを叩き、「今日はコアトレーニングだ」と語っている。

ウェイドがブルズからフリーエージェントになれば、今シーズン中にキャバリアーズで再びタッグを組む可能性もある。キャリア終盤に入ったとはいえ、ウェイドはまだまだ第一線でやれるトップ選手。先日「優勝できるチームでプレーしたい」と語ったように、条件とタイミングが合えば、レブロンと手を取り合い、優勝のために共闘することは十分に考えられる。

いずれにしても、互いに刺激を与えて高め合う2人は、トップアスリートにとってまさに理想的な関係にあると言える。