「いつまでも優勝したと興奮してはいられないよ」
2018-19シーズンにラプターズに所属したカワイ・レナードは、球団初優勝という置き土産を残して1年限りでトロントを去り、今年の夏にクリッパーズに移籍した。11月11日、新チームの一員となって初めて古巣と対戦したレナードは、フィールドゴール11本中2本と苦しんだが、9アシストを記録。オフェンスに流れを生み出し、98-88の勝利に貢献した。
レナードのアシストを受けて得点を伸ばしたのは、21得点を記録したルー・ウィリアムズ、14得点のモントレズ・ハレル、10得点のジャマイカル・グリーンといったチームメートたち。「みんなのおかげだ。ハーフコートラインをまたいだ瞬間から、みんなが僕にパスコースを与えてくれた。相手のマークが自分に向かってくる分、チームメートのプレーが生きる」とレナードは言う。
レナードは、ラプターズ時代のチームメートやコーチと今も良好な関係を維持している。しかし試合になれば、古巣であっても関係ない。昨シーズンの優勝について「もう終わったこと」と語った彼は、次のように続けた。
「トロントでは優勝できたし、素晴らしい時間を過ごせた。でも、過去とともに今を生きることはできない。いつまでも優勝したと興奮してはいられないよ。今は違うチームの一員なんだ」
12月11日には、トロントでクリッパーズvsラプターズが行なわれる。レナードにとって思い入れがある街だとしても、敵地での1試合、という意識で臨むはずだ。
See ya in a month, @Raptors. pic.twitter.com/ypys50MyWP
— LA Clippers (@LAClippers) November 12, 2019