打倒ウォリアーズの最先鋒へと成長したロケッツ、エースのジェームズ・ハーデンは2012年のサンダーと比較し「似ている」

2017/09/15
NBA&海外
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写真=Getty Images

ロケッツ移籍後最強の布陣で打倒ウォリアーズを目指す

ジェームズ・ハーデンとクリス・ポールのデュオ誕生に沸くロケッツは、ハーデンの在籍6年目にして最強の布陣を整えたと言っていい。ハーデン本人も手応えを感じているのだろう。『VICE』とのインタビューで今シーズンのロケッツと、NBAファイナルに進出した2012年のサンダーとを比較した。

「どちらのチームも、選手のタレントと万能性という意味で似ていると思う。ベテランと若手が混ざっていて、非常に優れたチームだからね。2つのチームの違いは、僕がサンダーにいた頃は今よりも若かったということ。でもどちらのチームも良いチームだよ」

当時のサンダーは、ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、シックスマンとしてプレーしていたハーデンが中心で、まだ若手だったサージ・イバーカに、優勝経験のあるケンドリック・パーキンス、デレック・フィッシャーという面子。今シーズンのロケッツは、ハーデン、ポールの周辺を昨シーズンのシックスマン賞に輝いたエリック・ゴードン、優勝経験のあるトレバー・アリーザ、シューターとして評価の高いライアン・アンダーソン、ゴール下の番人ネネらが固める布陣だ。

確かに、若手とベテランのバランス、万能性、優勝経験者という点で共通している。2012年のサンダーには勢いがあり、西カンファレンス屈指のチームをプレーオフで次々に倒していった。1回戦でマーベリックスをスウィープ(4連勝)で下すと、準決勝ではコービー・ブライアント擁するレイカーズを4勝1敗で倒し、カンファレンス決勝では名将グレッグ・ポポビッチ率いるスパーズを相手に、0勝2敗で迎えた第3戦から4連勝をマークしファイナルに駒を進めた。

レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュのヒートを相手にファイナルでは1勝しかできなかったが、デュラント、ウェストブルック、ハーデンの3人は、チームが変わった今もNBAのトップ選手として活躍し続けている。3人の中ではデュラントが昨シーズン優勝を果たしたが、ハーデンのロケッツは西の中でスパーズ、ウェストブルックのサンダーらとともに打倒ウォリアーズ最先鋒にいるチームだ。

ロケッツの成否を握るのは、言うまでもなくポールとハーデンのケミストリーにある。年間50勝は固いだろうが、プレーオフを勝ち上がれるかどうかは、2012年のサンダーと同様に流れを掴めるかどうかだ。

ハーデンのフィーリングが正しいかどうかの答えは、来春に出る。