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「小さい頃から彼と彼の家族のことはよく知っている」

アイザイア・トーマスにとって、忠誠を尽くしたセルティックスに『トレードの駒』にされたことはショックな出来事だった。それでも、新天地キャバリアーズでNBA優勝を現実的な目的にできること、そしてケビン・ラブとプレーできることを彼は楽しみにしている。

トーマスとラブは小学生の頃から同じチームでプレーしていた。それだけではなく、ラブの父親が試合や練習の送り迎えをしてくれて、しばしばラブの家に泊まりに行くほど仲が良かった。

「小さい頃から彼と彼の家族のことはよく知っているんだ。トレードが決まって最初にメールをくれたのもケビンで、『一緒にプレーできるのが楽しみだ』と言ってくれた。もちろん僕だって、ずっと一緒だった幼馴染とまたやれることに興奮しているよ」とトーマスは語る。

トーマスの加入はラブにとっても良い刺激になりそうだ。レブロン・ジェームズ、カイリー・アービングとの『ビッグ3』と呼ばれながら、NBA優勝を決めた2015-16シーズンも2人の影に隠れる形となり、しばしばトレードも噂された。オールラウンダーとして確かな実力を持っているものの、それに見合った評価を得られていないラブにとっては、幼馴染とNBAでプレーすることがブレイクスルーのきっかけになるかもしれない。

アイザイア・トーマスとケビン・ラブ。ともに育った2人はNBAの舞台でどのようなケミストリーを見せてくれるのだろうか。