ティム・ダンカン、ハリケーン・イルマが直撃した地元バージン諸島救済のため25万ドルを寄付

2017/09/11
NBA&海外
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写真=Getty Images

100万ドルの寄付金を集めるサイトを立ち上げ支援を要請

米国テキサス州に壊滅的な被害を与えたハリケーン・ハービー直後に発生したハリケーン・イルマは、ティム・ダンカンの地元であるバージン諸島を直撃し、こちらも壊滅的なダメージを与えた。

バージン諸島のセント・クロイ島出身のダンカンは、ハリケーン・イルマが襲った地元への支援を『The Players' Tribune』に寄稿した文章で訴えかけている。ダンカンはバージン諸島への寄付金100万ドル(約1億8000万円)を集めるサイトを立ち上げ、自身でも25万ドル(約2700万円)を寄付した。

ダンカンは「アメリカ領バージン諸島救済のため、今夜25万ドルを寄付した。皆さんからの寄付金と合わせて100万ドルを集めることを約束する」と宣言。また、ダンカンが13歳の頃にあたる1989年にバージン諸島を襲ったハリケーン・ヒューゴによる被害を体験した時のことも、寄稿した文章の中で振り返っている。

「ヒューゴは夜に上陸した。真っ先に思い出すのは、家の窓が吹き飛ばされた時の音。母と姉が僕の部屋に入って来て、手を取って別の部屋に連れていってくれた。僕たちはその日の夜を狭いバスルームで過ごしたんだ。全員が一睡もできなかった。瓦礫が飛ぶ音が聞こえた。家の廊下の方に視線をやったら、父が天井を見ていた。天井にヒビが入り、それが徐々に大きく広がっていたんだ。きっと、父は祈っていたんだと思う」

「幸運にも僕たちの家の屋根は飛ばされなかった。亡くなった人も、ケガ人もいた。無事だった僕たちは、翌朝、隣近所の家々が破壊された姿を目の当たりにした。同じブロックにあった多くの家の屋根は飛ばされていた。壁すらもない家もあった。隣の家族は家を失った。彼らは台所のキャビネットの影に隠れて一夜を過ごした。それからしばらくの間、僕たちの家で一緒に過ごしたんだ」

NBAで大成功を収めたダンカンは、ハービーの被害に遭ったテキサス州に物資を送る活動などを行なっている。そして今は、自分が生まれ育った地元のため、できる限りの手を尽くそうとしている。