写真=FIBA.com

37歳の今も衰えは見られず、今夏はスパーズと新契約を結ぶ

欧州で開催中のFIBA欧州選手権。スペイン代表のパウ・ガソル(スパーズ)が同大会での通算得点で歴代1位に浮上した。

ガソルはグループリーグ最終戦となったハンガリー戦の第2クォーターに3ポイントシュートを決め、同大会の通算得点を1105に伸ばすとともに、フランス代表のトニー・パーカー(スパーズ)が保持していた1104得点という記録を更新した。

2001年からスペイン代表でプレーしているガソルは、これまでに北京とロンドンで銀メダル、リオで銅メダルを獲得。世界選手権では2006年に金メダル、欧州選手権でも2009年と2011年に金メダル2つという輝かしい功績を収めている。NBAでのキャリアも16年目に突入するが、いまだ衰えは見られずに今夏スパーズと3年契約を結んだばかり。2000年代後半にはレイカーズでコービー・ブライアントと息の合ったデュオを結成し、2009年からの2連覇に貢献した。

ハンガリー戦を終えて通算1111得点に到達したガソルは、試合後Twitterにコメントを寄せ「たくさんのメッセージをありがとう。代表でプレーできること、そして素晴らしいチームの一員になれるのは光栄なこと」と投稿した。

3年後のことは分からないが、もし心身ともに健康なら、スパーズとの新契約を満了後、2020年の東京五輪に出場して引退という可能性も考えられる。その時まで代表でプレーし続けていれば、通算得点も今後10年は更新されない大記録になっているはずだ。