馬瓜ステファニー

「自分たちのバスケをすれば通用する」

昨夜、3人制バスケ『3×3』の東京オリンピック出場国8カ国のうち4カ国が発表された。日本は男女ともに開催国枠での出場が内定していたが、それが撤回されて枠が1つに減少。昨日の時点でFIBAランキングが上位だった男子に開催国枠が与えられ、女子は予選に回ってのオリンピック出場を目指すことになった。

『FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Final2019』の前夜祭に登壇した馬瓜ステファニーは「開催国枠を狙っていたので、それが足りなかったのは残念」としながらも、「男子チームの頑張りを見ていたので、男子が取れたのは日本としてうれしいです」と、男子日本代表を祝福した。

女子日本代表は来年3月に開催されるオリンピック予選(OQT)に出場する。このグループ分けも昨夜発表され、日本はイラン、ウクライナ、トルクメニスタン、オーストラリアと同じプールBに入った。

馬瓜は「負けたことがあるのはオーストラリア。他のチームに関しては勝ったことがあるので、勝ち方を知っているじゃないですけど、自分たちのバスケをすれば通用するというのが分かっています。オーストラリアに借りを返したい」と、強気に語った。

馬瓜は先月のU23ワールドカップ優勝メンバーの一人。この世界一という結果は、日本バスケ全カテゴリーの中で初の快挙だっただけに自信がみなぎっている。

OQTはワールドカップと同様のレギュレーションになると見られ、各プール上位2チームが決勝トーナメントを行い、上位3チームがオリンピック出場権を獲得する。もし、OQTで出場権を獲得できなかったとしても、4月のユニバーサリティーオリンピック予選トーナメント(UOQT)に出場し、最後の1枠を狙うことができる。UOQTは開催国枠のハンガリー、そして日本が優先的に出場でき、過去2大会で5人制のオリンピックに出場していない上位4カ国が出場し、計6チームが最後の1枠を争う。

「こうして次の目標ができたので、気持ちを切り替えて自分たちのバスケットをして、オリンピックに出れるように準備したい」。馬瓜がそう話すように、結果的に女子代表は自力でのオリンピック出場を目指すことになったが、是非とも男女アベック出場を実現してほしい。