グリーン「デュラントからの信用を失ってしまった」
今年のオフにフリーエージェントになったケビン・デュラントは、新たな環境を求め、ネッツに移籍した。これまでと違ったチャレンジをすることが、移籍を決めた最大の理由だったのだろうが、昨シーズンまでチームメートだったドレイモンド・グリーンとの関係性のねじれも、移籍を決めた要因の一つだったことをデュラント本人が認めた。
『ESPN』の番組に出演したデュラントは、昨年11月のクリッパーズ戦に敗れた後、勝負どころでの判断に関してグリーンと激しい口論になったことについて聞かれると、こう答えた。「ドレイモンドも言い過ぎたことを分かっていたと思うよ。まだシーズン序盤だったし、周りも修復させようとしていたし。それに僕たちは勝ちたかったからね。でも、彼には彼のやり方があって、自分には自分のやり方があった。最終的には落ち着いたけれど」
この口論が移籍を決めた理由の一つになったか、という質問にも、デュラントは「そうだね」と、淡々と答えた。
「チームメートにあんなふうに言われたら、そりゃちょっとは考えるさ。僕たちは話し合って、それで落ち着いたけれど、(移籍の要因になったのは)間違いない。嘘は言わないよ」
グリーンも、今月はじめにポッドキャスト番組に出演した際、デュラントとの口論を後悔するような発言があった。
「自分が間違っていたことを受け入れないといけなかった。頑固な部分を乗り越えて、自分が間違っていたことを理解できた時、ようやく前に進めた。あれでデュラントからの信用を失ってしまった。でも、自分は彼のことが大好きで、本当の兄弟のように思っている。そういう彼との今後の関係性がどうなってしまうか、分からなかったことが腹立たしかったんだ」
デュラントは、いずれにしてもウォリアーズを退団するつもりだったとも話したが、もしグリーンとの関係性にヒビが入らなかったら、ウォリアーズは盤石の体制でスリーピートを成し遂げられていたかもしれない。