八村塁

壮絶な点の取り合いとなるも、終盤に失速して惜敗

ウィザーズがロケッツをホームに迎えた一戦。八村塁は4試合目にして初となる3ポイントシュートを成功させ、キャリア初の20得点超えを達成。またエースのブラッドリー・ビールも46得点を挙げ、ウィザーズはフランチャイズ記録を更新する158点を挙げた。それでも、決勝点を許したジェームズ・ハーデンに59得点を奪われ、試合は158-159と惜敗した。

序盤から八村はボールに触れる機会が多く、オフェンスの起点となる。開始4分、ビールとのピック&ロールからペイントエリアに侵入しフローターシュートを決めて初得点を記録すると、その後もミドルシュートとフリースローなどで着実に加点していった。

34-35、ウィザーズが1点ビハインドで迎えた第2クォーター。八村は開始1分でコートに立つと、ビールからノーマークでパスを受けキャリア初の3ポイントシュートを成功させて、早くも得点を2桁に乗せた。

止まらない八村はカワイ・レナードを彷彿とさせるフェイダウェイシュートを決めるなど好調を維持し、その後も、2本の3ポイントシュートを成功させるなど、第3クォーターまでで21得点を挙げた。

オフェンスが好調なウィザーズだったが、ラッセル・ウェストブルックがプッシュするトランジションオフェンスを止められず、ハーデンの超絶個人技も対応できず失点がかさんだ。

第3クォーターを終えた時点でウィザーズが117-111とリード、超ハイスコアリングゲームが最後まで続く。互いに主力を休ませている間にトロイ・ブラウンJr.が連続で加点し点差を2桁に乗せ、残り8分に八村がコートに戻ると、会場からは歓声が沸いた。

だが、ウィザーズはエースのビールを中心にオフェンスを展開したことで、八村はコーナーで待ち受けるだけとなり、存在感は消えていった。

そして、アイザイア・トーマスが3連続でターンオーバーを犯すなど勝負どころでミスが増え、残り1分を切った場面でエリック・ゴードンの3ポイントシュートを浴び逆転を許した。

残り7秒に、ビールが3本のフリースローを沈めて同点に追いつくが、直後、アイザック・ボンガがハーデンに対し痛恨のシュートファウルを犯し、1本目のフリースローを決められ、ゲームセットとなった。

八村はビールに次ぐ36分間の出場で、3本すべての3ポイントシュート成功を含む23得点5リバウンドを記録した。序盤の劣勢を覆す原動力となったが、終盤はボールに絡むことがほとんどなく、存在感を示せなかったことが今後の課題となるだろう。

試合には敗れたが、20本の3ポイントシュート成功と1試合158得点はフランチャイズ新記録となった。ジョン・ウォールが全休する苦しいシーズンだが、八村の活躍とともにチームのポテンシャルの高さが垣間見え、今後に期待が持てる試合となった。