ダニー・グリーン

9本中7本の3ポイントシュート成功で28得点を記録

ラプターズからレイカーズに移籍したダニー・グリーンは、新天地でのレギュラーシーズン開幕戦でチーム最多の28得点を記録した。しかしレイカーズは、試合終盤のターンオーバーなどミスが続き102-112で敗れ、黒星スタートとなった。

前半を3得点で終えたグリーンは、試合を通じて9本中7本の3ポイントシュートを成功させ、オフェンスでチームを引っ張った。「チームメートが自分を見つけてくれたおかげ」と謙遜した彼だが、意識はディフェンスに向いている。

「良いリズムに乗れたし、ラッキーなシュートも決まった。でも、自分が心配しているのはそこではなく、ディフェンスだ。自分の仕事はチームを乗せ、意思の疎通を図って、コミュニケーションを取る。そして全員が同じ方向を向くようにすること。今日の守備では本来プレーすべき形でできなかった。ルー(ウィリアムズ)やカワイ(レナード)を相手に、もっと良い仕事をしないといけない」と試合後に話すなど、自己採点は低かった。

第3クォーター終盤で15-3のランから85-85の同点に追いつき、最終クォーターを迎えたレイカーズ。しかし、その後が続かなかった。グリーンは、第3クォーターの猛攻について「あれは、スパークとは言えない。単に、試合中にリズムを取り戻そうとしただけのこと。そもそも勝てるような流れではなかった」と、初戦のパフォーマンスを厳しく評価した。

それでも試合後には、スパーズ時代からの盟友レナードと談笑する姿も見られた。グリーンは、公式戦で初めてレナードと対戦した経験を「不思議な感じだった」と形容した。

「練習では彼を相手にガードしたこともあったけれど、2万人を超えるファンの前だと、ちょっと変な感じがしたね。最初は不思議な感じだったけど、楽しかったよ」