注目のNBAデビュー戦は明日9時30分試合開始
ウィザーズは明日のマーベリックスとの開幕戦に向けて、敵地となるダラスに乗り込んだ。地元での最後の練習を終えたタイミングで、指揮官スコット・ブルックスは開幕戦でのスタメンを発表。イシュ・スミス、ブラッドリー・ビールのバックコートに、イサーク・ボンガと八村塁がウイング、トーマス・ブライアントがセンターを務める。
開幕を迎えた時点でのウィザーズの評価は決して高くない。2013-14シーズンからの6シーズンで4度のプレーオフ進出を果たしているが、一昨シーズンはカンファレンス8位で何とか滑り込み、昨シーズンは32勝50敗と勝率5割を大きく切って11位と失速してプレーオフに行けなかった。ブラッドリー・ビールとの2枚看板の一角であるジョン・ウォールが今年2月に自宅で転倒して左足アキレス腱を断裂したことで、チームのプランは大きく狂ってしまった。
ウォールは今シーズンの復帰も難しいため、ウィザーズは2年の契約延長に応じた26歳のビールを中心に据え、ドラフト1位巡目9位指名の八村を筆頭とする若手を成長させながら新たなチームを作ろうとしている。
ワールドカップを終えてチームに合流した八村は、ここまでアピールに成功したことで、まずは『優先して起用する若手』の地位を守り抜いて開幕スタメンを勝ち取ったことになる。しかし、本当の戦いはこれから。チームには八村の他にも野心的な若手が多く、コート上で結果を出さなければいずれは彼らに取って代わられることになる。プレシーズンゲームを見る限り、軽快にパスをさばくポイントガードのイシュ・スミスとの連携は上々。彼からのパスを得点に繋げて結果を残したい。
また開幕戦のマーベリックスではクリスタプス・ポルジンギスとのマッチアップが予想され、流れの中でスイッチすれば昨シーズンの新人王ルカ・ドンチッチを守ることもありそうだ。彼らのようにアメリカ以外から来た選手の台頭が目立つNBAで、八村もその一人になれるかどうか。開幕戦はその試金石となる。
八村塁、注目のデビュー戦は明朝9時30分(日本時間)にティップオフとなる。
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— Washington Wizards (@WashWizards) October 22, 2019