レブロン・ジェームズ

「新学期初日の前日みたいな気分だ」

クリッパーズが本拠地をロサンゼルスに移転させた1984年から、レイカーズとのライバル関係が始まった。

両チーム互いに良い時期もあれば、勝てない日々が続いた時期も経験した。しかし今シーズンはともに優勝候補に挙げられるなど、LAのバスケットボール熱は過去最高の盛り上がりを見せている。

レイカーズとクリッパーズは、10月22日にステイプルズ・センターで行なわれる2019-20シーズン開幕戦で激突する。レイカーズで2年目を迎えるレブロン・ジェームズは、開幕戦前日の練習後に取材に応じ、逸る気持ちを抑えるように、こう語った。

「シーズン開幕は、いつだって最高だよ。新学期初日の前日みたいな気分だね。前の晩に、明日着て行く服を用意しておく感じ。また始まるんだという、楽しみがあるからね」

「僕はプレーするのが大好きなんだ。今年の夏は、キャリアを通じて一番長いオフになった。今の心身の状態なら、どのチームと開幕で当たっても関係ない。開幕戦の日は、チームに関係する全員にとって最高の1日になるよ」

レイカーズに移籍した昨シーズンは、ケガもあってチームのプレーオフ進出に貢献できなかった。しかし今シーズンは、アンソニー・デイビスという最高のパートナー、そして経験豊富なベテラン勢も加わり、レイカーズの戦力は確実にアップした。

悔しい1年を経て迎える今シーズンのレブロンは、例年以上に気合が入っているに違いない。