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ウェイドの姿を会見場で発見するやコービーの表情が柔和に

キャリア20年で数々の記録と伝説を残したNBA界のスーパースター、コビー・ブライアントの雄姿が見られるのも、残り7試合となった。

昨年11月に今シーズン限りでの現役引退を発表してから、コビーは周囲を寄せ付けない緊張感をいつも発していたそれまでとは打って変わり、試合中に笑みを浮かべてプレーを楽しみ、会見ではジョークを交えてメディアの質問に答えるようになった。

3月30日、ステイプルズ・センターで行なわれたヒートとの試合後、会見に出席したコビーの前に『珍客』が現れると、その表情はさらに緩んだ。

質問に答える視線の先に、ついさっきまでコート上でバトルしていたヒートのドゥエイン・ウェイドが入ると、コビーは驚いた様子で両手を広げ、会見場にはいっそう和やかなムードが広がった。

ウェイドは少しだけ言葉を交わしただけで退席したが、コビーは、「彼は来シーズン自分がリーグ最年長の選手になることを分かっているんだよ」と、からかうことを忘れなかった。

ウェイドについて、コビーは次のように語っている。

「とても大好きな選手だよ。彼は敵意むき出しの競争相手。鋭くて、猛烈な選手さ。意地も悪い。そういう戦いを彼とはやってきたけど、試合後には一緒に出掛けて、普通に会話を交わすことができる。そして次に対戦するときには、関係なしにやり合える。彼とのバトルはいつだって楽しかったよ」