「ここ何年も彼は最高の状態にある」
オフにケビン・デュラントが退団し、クレイ・トンプソンも膝の前十字靭帯断裂で2019-20シーズン後半まで欠場する中、ウォリアーズのオフェンスを引っ張るステフィン・カリーを、指揮官のスティーブ・カーが絶賛した。
10月13日の練習後、カーは「彼は心身ともに全盛期の状態」と、『ESPN』に語った。
「彼は対戦相手のディフェンスがよく見えている。素晴らしいシーズンになるだろうね」。そう話すカーは、カリーが全盛期にある理由についても述べた。
「精神的にも、肉体的にも、全てが揃った完璧な時期。年齢的にも脂が乗った時期で、コンディショニング的にも力強い。相手が彼に対して敷く守備もよく見えている」
「相手は、彼を抑えるのに考えられる限りの方法を試した。彼も、相手の守備に対応する方法を何年も実行してきた。今もそうだし、ここ何年も彼は最高の状態にある。今後数年は今の状態を維持してもらいたい。いずれにしても、彼は素晴らしいプレーヤーだよ」
ウォリアーズのメンバーは昨シーズンから大きく変わったが、カリー本人は、これまでと同様にリーダーとしてチームを引っ張ろうとしている。そして、「自分はリーダーとして何かを変える必要がない」と、『ESPN』に語った。
「チームが成功を収めるために何が必要なのかを、具体的に理解すること、意識することが大事。これまでも模範を示してチームを引っ張ってきた。必要な時には言葉にしてチームメートに伝える。それが自分というリーダーなんだ。これからも、やり方は変わらない。ただ、大事なのは、これまでのチームとは異なるという事実を受け入れること」
今シーズンは、ジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックのロケッツ、カワイ・レナードとポール・ジョージのクリッパーズ、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのレイカーズら超豪華デュオが誕生し、西カンファレンスの争いは熾烈さが増すと予想されている。
大混戦の中をウォリアーズが抜け出すには、カリーのスコアリングとリーダーシップが欠かせない。
.@StephenCurry30 (40 PTS) was 6-9 from beyond the arc. ?? #NBAPreseason pic.twitter.com/leCPQGD42u
— NBA TV (@NBATV) October 11, 2019