チーム一丸の横浜ビーコルセアーズ、守備の強度で秋田を上回りホームで初勝利

チーム一丸の横浜ビーコルセアーズ、守備の強度で秋田を上回りホームで初勝利

2019/10/12

横浜ビーコルセアーズ

後半をわずか23失点、守備が呼び込んだ逆転勝利

横浜ビーコルセアーズが秋田ノーザンハピネッツをホームに迎えた金曜ナイトゲーム。ディフェンスの強度で秋田を上回り、後半の失点を23に抑えた横浜が75-60で逆転勝利を収めた。

横浜の指揮官トーマス・ウィスマンが「前半は秋田のプレッシャーにやられて、ターンオーバーを9本犯した。それで秋田のリズムになってしまった」と語ったように、最初に主導権を握ったのはアウェーの秋田だった。

秋田の激しいディフェンスの前に思うようなプレーができない横浜はミスを連発し、ターンオーバーからからの得点で0-10と大きく水をあけられ、31-37で前半を終えた。

だが、後半に入ると、秋田のお株を奪う激しいディフェンスを見せた横浜のペースに。アキ・チェンバースが古川孝敏を徹底マークしたことで、秋田はチームオフェンスが遂行できず、ショットクロックわずかな場面でタフショットを打つ場面が多くなっていった。

ディフェンスでリズムを掴んだことで、横浜はオフェンスも活性化する。リングへのアタックが増え、ボールムーブもスムーズになり、内外バランス良く得点を重ねた。第3クォーターだけで橋本尚明と田渡凌がともに7得点を挙げ、途中10-0のランを挟み、横浜が逆転した。

焦る秋田はディフェンスから立て直そうとするも、最終クォーター開始約3分でチームファウルが5に到達してしまい、自らの首を絞めた。

ディフェンスの強度が最後まで落ちない横浜はフリースローで着実に加点し、ジワジワとリードを広げていく。そして残り3分33秒、チェンバースがドライブで得点し点差を13点に広げたところで勝負アリ。

牧全が6分の出場で4得点、秋山皓太が11分の出場で6得点とベンチメンバーも役割を全うするなど、チーム一丸のパフォーマンスが光った横浜がホームの観客に今シーズン初勝利をプレゼントした。

田渡凌

殊勲の田渡「自分たちがやってきたことが正しかった」

ウィスマンコーチは「後半は23失点。素晴らしい勝ち試合だった」と、総括するとともに、田渡を称賛した。横浜は控えポイントガードの生原秀将が第1クォーターに負傷するアクシデントに見舞われたため、田渡のプレータイムが伸びていた。「生原は鼻が折れたかもしれない。ポイントガードの代わりがいなく、田渡が35分プレーした。よく頑張ってくれて感謝したい」

9得点11アシストを記録し勝利に大きく貢献した田渡は「後半はアグレッシブに攻めていこうと話をして、それがしっかり遂行できた。試合終盤のコントロールもできて、勝利に繋がった」と勝因を語った。「勝つと自分たちがやってきたことが正しかったと再確認できる。これを自信にしてやっていきたい」

昨シーズンの横浜はリーグワーストとなる平均84.2失点とディフェンスが崩壊していた。まだ3試合ではあるが、現在は平均71失点と大幅な改善が見られ、ディフェンスへの意識が昨シーズンとの違いだと田渡は強調する。

「去年に比べて、ディフェンスをするという意識がはるかにあります。しっかりみんなでディフェンスをする。チームルールを徹底する。細かい約束事が守れていると思う。コーチのいうことを100%信じて、それに向かってやっていけてます」

プレータイムが想定よりも伸びた田渡は後半に足がつるほど疲弊していた。その中で、「僕は疲れてディフェンスができていなかったです。周りの4人の選手がすべてやってくれていたので感謝しています」とのコメントからも、チームメートへの信頼が感じられる。

主力選手を放出し、田渡を中心とした若手主体のチームへと生まれ変わった横浜。メンバーだけではなく、チームのスタイルも変わったことを実証した一戦となった。

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