「FIBAの試合での自分は、まるで囚人のようだった」
バックスのヤニス・アデトクンボは、ジャズと対戦したNBAでのプレシーズンゲーム初戦で、22得点11リバウンド4アシストと躍動した。
ギリシャ代表として今年のFIBAワールドカップに出場したアデトクンボだったが、国際大会では思うようなパフォーマンスを披露できず、平均14.8得点8.8リバウンド2.4アシスト2.4スティールを記録。ギリシャは2次リーグで敗退し、11位で大会を終えて悔しい思いをした。
ジャズ戦後、アデトクンボは、FIBAとNBAのルールの違いを挙げ、独特な言い回しでコメントした。
「FIBAの試合での自分は、まるで囚人のようだった。今は檻から出されて、ようやく自由の身になった気分だよ。ワールドカップの時は、毎回ボールに触れるたびに相手の5人と対峙しているような気分だったんだ。でも今は全然違うよ。僕はNBAのバスケットボールの方が好きだな」
NBAのスター選手であっても、国際大会とのルールの違いに戸惑い、本来の力を発揮できない場合もある。そうは言っても、ギリシャが2020年の東京オリンピック出場権を獲得するには、来年の6月末に開催される世界最終予選を勝ち上がらなければいけない。当然のことながら、エースであるアデトクンボの力が必要だ。
ワールドカップで辛酸をなめた『グリーク・フリーク』には、来年の最終予選、そしてオリンピックでリベンジを果たしてもらいたい。
The Greek Freak did his thing:
22 PTS | 11 REB | 4 AST | 57% FG | 21 MIN. pic.twitter.com/pfwNkFud9Q
— Milwaukee Bucks (@Bucks) October 10, 2019