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ニックスとの関係が一度こじれたポルジンギスは狙い目?

カイリー・アービングからトレードを要求されたキャバリアーズ。契約を盾に残留させることも可能だが、主力選手がモチベーションがない状態でプレーするのでは悪い影響ばかりが出る。トレード交渉は簡単ではないが、何とか早期解決したいというのがキャブズ側の心境だろう。

多くのクラブの名前が交渉相手として挙がっているが、ここに来て新たに浮上したトレード案がもし成立すれば、今オフ最大のサプライズになる。

『ESPN』によれば、キャブズの狙いはアービングとの交換でニックスのクリスタプス・ポルジンギスを獲得すること。そのためなら、ニックスが抱えるジョアキム・ノアとの残り3年5500万ドル(約61億円)という巨額の契約をも引き受ける考えを持っていると言われている。

もちろん、現時点では憶測の域を出ない話でしかない。キャブズにはポルジンギスよりも経験と実績が上のケビン・ラブ、トリスタン・トンプソンが所属しており、ただ単にアービングとポルジンギスを交換トレードすれば良い話でもない。

ただ、ポルジンギスとニックスの関係は決して円満とは言えない。昨シーズン終了後、前球団社長のフィル・ジャクソンとの間に衝突が起こり、最終的にニックスはジャクソンを解任する形で事態を終息させた。その後ポルジンギスは「キャリアを通じてニックスでプレーしたい」と発言したのだが、一度生まれた溝がそう簡単に埋まらないだろう。

オールスターであるアービングを含むトレード交渉は難航して当然。キャブズにとってプラスになる話が出てくるまで、今回のような憶測は途切れることなく報じられるのではないだろうか。