写真=Getty Images
「デュラントが来てくれるのであれば最高だけど……」
ウィザーズのヘッドコーチに就任したスコット・ブルックスは、昨シーズンまでサンダーで指揮を執り、ケビン・デュラントとは師弟関係にあることで知られている。
そのウィザーズは、デュラントの出生地ワシントンDCに本拠地を構えるチームだ。地元出身の英雄がフリーエージェントになるとあって、その獲得に興味を持っているのは間違いない。それだけに、ブルックス招聘という情報が流れるや、周囲は「デュラント獲得のための布石」とささやいた。
しかし、これに異を唱えたのはウィザーズのエース、ジョン・ウォールだ。「ブルックスをヘッドコーチに起用したのは、デュラントを獲得するためではないと思うよ」
「ブルックスがデュラントを誘うことができるって言うなら、別に僕だって勧誘することはできるさ。もちろん、それで彼がチームに来てくれるなら最高だよ。もう一つ上の段階に行くには、新たなスター選手が必要だからね。このリーグで優勝するには、3人のスター選手が必要なんだ」
当然、ブルックスの存在だけでデュラントが移籍先を決めるとは考えにくい。現時点では、デュラントがサンダーと単年、あるいは1年の契約延長オプション付きの2年契約を締結する可能性が高いと見られている。