カイル・コーバー

コーバーも新チームに期待「楽しいプレーになると思う」

昨シーズンは年間60勝を記録し、東カンファレンス首位でプレーオフに進出したバックスは、オフにコアメンバーの大半と再契約を結び、優秀なベテランを加えることにも成功した。

その中でも、38歳のカイル・コーバーの加入が、チームにポジティブな影響を与えている。

『The Athletic』によれば、同じくオフにバックスに移籍したベテランのウェスリー・マシューズは、これまで対戦相手として手を焼かされてきたコーバーとの共闘を喜んでいるとコメント。

バックスと再契約したクリス・ミドルトンも、対戦相手の意識がシャープシューターのコーバー向くこと、そしてスクリーンでチームに貢献できるロビン・ロペスとの連携でコーバーがシュートを決める姿を楽しみにしていると、練習後に語ったという。

昨シーズンはキャバリアーズ在籍中に3ポイントシュート成功率46.3%、ジャズにトレードされた後も38.4%の成功率を残すなど、コーバーのシューターとしての力は衰えていない。突破力が持ち味のヤニス・アデトクンボ、そして先発ポイントガードのエリック・ブレッドソーにとっても、コーバーの外角シュートは大きな援護射撃になる。

さらにコーバーが優れているのは、シュートだけではない。彼がチームに与えるメリットについて、指揮官のマイク・ブーデンホルザーは、こう述べた。

「カイルのプロフェッショナリズム、細部に至るまでの意識は、コーチである私も含めて、我々全員にとって大きなものになる」

コーバーも、新たなバックスの魅力を感じているようで、『FOX Sports Wisconsin』のリポーターとのインタビューで「楽しいプレーになると思う。タイプが異なる選手が揃っているし、ヤニスという特別な存在もいるしね。このチームの一員になれてうれしいよ」と語った。

顔ぶれが変わったことでプレーにどういう変化が現れるか、今シーズンも東の上位を狙えるバックスは、魅力的なチームになりそうだ。