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レギュラーシーズン後半戦からの復帰を目指しリハビリ中

プレーオフの西カンファレンス準決勝、ロケッツ戦の最中に左足の四頭筋腱断裂という重傷を負ったスパーズのトニー・パーカーが、ケガの状態についてアルゼンチンのテレビ局『LPG TV』に「大丈夫。徐々に良くなっている」と語った。

「少しずつ走り始めたんだ。歩くのはかなり良い。ただ、まだまだ時間はかかる。復帰までには、4~5カ月はかかるかな。それでも順調だし、リハビリも予定より早く進んでいるよ」

またパーカーは、ともにスパーズで一時代を築いた盟友マヌ・ジノビリが来シーズンも現役を続行することについて言及。もし来シーズンがジノビリにとって最後になるのなら、優勝して送り出したいとも語った。

「もしマヌにとって最後のシーズンになるのなら、優勝して終わりたい。ただ、彼は来年以降も戻ってくるかもしれないからね。彼が現役を続けるなら、みんなハッピーだよ」

西の強豪とはいえ、ポイントガードはスパーズの弱点の一つでもある。クリス・ポールの獲得に動くも失敗に終わったようだ。来シーズンは、再契約したパティ・ミルズにかかる負担が増すことが予想されるため、若手のデジョンテ・マレーの成長に期待がかかる。パーカー本人の予想通り、来年の1月頃に復帰できるとすれば、プレーオフに向けて出場時間を与え、コンディションを上げていく起用法になるだろう。

ロケッツとのプレーオフ準決勝では存在感を示しただけに、出場時間が限られたとしてもパーカーがチームに与える影響は少なくない。ここは焦らず、治療とリハビリに専念してもらいたい。