写真=Getty Images
感謝の気持ちを伝えるため裏方スタッフに大盤振る舞い
今オフにブルズからティンバーウルブズにトレードされたジミー・バトラーは、まだトレードが噂段階だった時から、ブルズ残留を希望していた。だが、ブルズとウルブズにとってのメリットが合致し、
バトラーは新天地で再スタートを切ることに。 バトラーはトレード成立直後、Instagramにシカゴと球団に対する感謝の気持ちを綴った惜別メッセージを投稿した。
チームも変わって心機一転し、すでにウルブズの選手として歩み始めた。それでも、シカゴと球団に特別な感情を抱いているバトラーには、やり残したことがあった。
ドウェイン・ウェイドのキャンプに参加した8月6日の夜、シカゴ市内で大勢と行動を共にするバトラーの姿が確認されたのだが、その理由が実に彼らしい。
『Chicago Tribune』によれば、バトラーはブルズのスタッフ35名前後を引き連れて馴染みの寿司レストランを訪れ、夕食をご馳走したという。
バトラーが夕食に招待したのは、ブルズの営業担当、広報、デジタル担当という、いわゆる裏方のスタッフ。『Chicago Tribune』が伝えた関係者の話によれば、バトラーは、ブルズでお世話になったスタッフに、御礼の気持ちと最後の別れを言いたかったのだという。
長く在籍すれば、それだけスタッフとも親密になり、移籍してからも交流が続くケースはある。しかし、裏方のスタッフにまで気を利かせるスター選手は稀だ。
ブルズのスタッフにもきちんと別れを伝えられたバトラーは、これで心身ともに新シーズンを迎えられるはず。周囲への心遣いを欠かさないバトラーは、間違いなくミネソタでも多くのファン、球団スタッフに愛されるはずだ。