カイル・ラウリー

「これまで成し遂げきたことにはプライドを持っている」

2018-19シーズンに優勝したラプターズにおいて、在籍年数が最も長いポイントガードのカイル・ラウリーは、2019-20シーズン終了後に現在の契約を満了し、フリーエージェントになる。

球団社長のマサイ・ウジリは、在籍8年目になる功労者への特別待遇を約束。メディアデイで、ラウリーとの延長契約に向けた話し合いについて聞かれたウジリは「カイルはチームの財産」と、これまでの功績を称えた。

「現在に至るまで、苦しい時期もあった。それでも彼は、選手としてこの球団に尽くしてくれて、球団の財産だと私は思っているよ。どんな時も、カイルは全力を尽くす選手で周りからも尊敬されている。誰もが6年前には、想像もできなかったことが現実のものになった。そして、その原動力でもある彼を誇りに思うよ」

また、ラウリー自身もラプターズのためにやってきたことを自負している。

「今では自分が一番長くここでプレーしていて、ここに来るまでいろいろあったけど、この素晴らしいチームに優勝をもたらすことができた。もちろん自分の力だけで優勝できたなんて言わないよ。それでも、これまで成し遂げきたことにはプライドを持っている」

ラウリーは、去就についても不安を感じていないと話した。ラプターズとの話し合いはこれからも続くだろうが、彼は選手としての本分に集中している。

「自分の仕事をこなすだけで、これまでと変わらない。プロとして、ベストな形でチームをリードするだけだよ」

ウジリが示唆した『特別待遇』がどういう形になるにせよ、ラプターズは最大限の誠意をラウリーに示すだろう。そしてラウリーも、チームの勝利のためにプレーし続ける。