女子日本代表

赤穂が先発起用に応える働き、インドを圧倒

昨日、バンガロール(インド)で開催される女子アジアカップが開幕した。

グループリーグ初戦、3連覇中の日本は開催国枠での出場となったインドと対戦。序盤から格の違いを見せ、出場者全員得点のおまけつきで103-27と圧勝した。

先発は町田瑠唯、本川紗奈生、赤穂ひまわり、渡嘉敷来夢、髙田真希の5人。赤穂の3ポイントシュートで先制し、町田から髙田の速攻が決まると、開始わずか1分半でインドにタイムアウトを取らせた。

初戦の難しさからイージーシュートが決まらないシーンも見られたが、固さが取れるにつれパフォーマンスを上げていく。特に赤穂はわずかなスペースから積極的にシュートを狙い、3本の3ポイントシュートをすべて成功させ、第1クォーターだけで11得点の荒稼ぎを見せた。

ディフェンスではスイッチでズレを作らせず、マークマンを一人で守り切りタフショットを誘発。インドのシュートが何度もエアボールになるほど、自由にオフェンスをさせなかった。

プレータイムをシェアする日本は途中出場の選手も持ち味を発揮。本橋菜子のドライブ、中田珠未の速攻が決まり、馬瓜エブリンの3ポイントシュートで締めて、28-7と圧倒した。

女子日本代表

最後まで全力プレーを貫き、100点ゲームの完勝

その後も日本の勢いは止まらない。町田と渡嘉敷のピック&ロールや、ドライブで崩してからの素早いパス回しでノーマークを作るなど、チームプレーが機能した。流れの中から放つ3ポイントシュートは高確率で決まり、前半を50-18で終えた。

試合の勝敗はすでに決していたが、日本に慢心は見られない。先発に戻した後半開始から約4分間、インドの攻撃をシャットアウトすると、本川の3ポイントシュートや渡嘉敷のインサイド、赤穂の速攻と13-0のランを決め、最後までリードを拡大していった。

日本は長岡萌映子の26分が最長と、タイムシェアを徹底しながらもインドを圧倒。赤穂がゲームハイの23得点を挙げ、本川が16得点と続き、2人を含む6人が2桁得点を記録した。また、出場全員得点に加え、全員アシストも記録する完勝となった。

本日19時より、チャイニーズ・タイペイ戦を迎える。