2017年のシーズンMVPは去就について沈黙を貫く
2016-17シーズンだけで『トリプル・ダブル』を42回達成し、年間トリプル・ダブル達成回数のNBA新記録を樹立したラッセル・ウェストブルックに対し、サンダーは可能な限りの形で誠意を伝えようとしている。
『The Norman Transcript』によれば、サンダーはウェストブルックに5年2億ドル(約222億円)超えの『スーパーマックス契約』を提示したという。
ウェストブルックはサンダーとあと1年の契約(2018-19シーズンはプレーヤーオプション)を残しているため、新契約が適用されるのは2018-19シーズンからになるが、もし延長契約にサインすれば、ウォリアーズのステフィン・カリー、ロケッツのジェームズ・ハーデンに続いて2億ドルを超える超大型契約を手にする選手になる。
『The Norman Transcript』によれば、ウェストブルックの返答を待っている状態のサンダーは、契約延長に関して楽観視しているとのこと。『ESPN』は、ウェストブルックは今週からロサンゼルスでサンダーのチームメートと合同練習を開始したと伝えた。
今夏サンダーは、ペイサーズからポール・ジョージの獲得に成功し、ウェストブルックとの強力デュオを誕生させた。シーズンが始まってみなければ2人の連携については何とも言えないが、昨シーズンに孤軍奮闘を強いられたウェストブルックの負担は大幅に軽減される見込み。
だが、仮に2人が中心のチームで思うような結果を残せない場合、来年のオフにフリーエージェントになるウェストブルックとジョージが揃って退団するリスクも伴うだけに、サンダーは賭けに出たのかもしれない。
来年以降のキャリアについて熟考しているからこそ沈黙を続けているのか、それとも例年より開幕時期が数週間早い新シーズンに向けたトレーニングに集中する時期と判断しているのか。いずれにせよ、新契約締結期限の10月16日までには、その答えが分かる。