バム・アデバヨ

圧倒的敗北に「高校生がレブロンに挑むようなもの」

今年の夏にアメリカ代表の候補にも選ばれたヒートのビッグマン、バム・アデバヨが、2019-20シーズンに向けたトレーニングキャンプ前に、一人の日本人に完敗を喫した。

最終スコアは、20-1での大敗。ただし、この勝負はアデバヨの本業であるバスケットボールではなく、フードファイトでの一戦だ。

アデバヨは、サウスフロリダへの寄付金を集めるイベントに参加し、元NFLスター選手のラッセル・メリーランドらと3人1組のチームを組み、早食いの世界記録を数多く保持するフードファイターの小林尊に挑戦。今回の種目は、チーズバーガーの早食いだった。

勝負の始まりとともに、レジェンドの小林はバーガーを水に浸してふやかしてから一気に飲み込む方法を取る。アデバヨはこの戦法に唖然として手が止まってしまい、たちまち小林が9-0と圧倒する。アデバヨは1つ食べるのが精一杯で、制限時間内に20個を食べきった小林の姿をスマートフォンで撮影するなどしてイベントを楽しんだ。

アデバヨは勝負を終えて「高校生がレブロン・ジェームズに挑むようなもの。結果は見えているさ」と語り、小林の胃袋に脱帽した。

「これは彼の分野。俺なんて、1個食べるのに15分はかかるよ」と謙遜したアデバヨだったが、彼が1個目を食べ終わるまでに小林は16個を食べ終わるという驚異的なペースの違いを見せつけられた。

イベント直前まで上半身のワークアウトをしていたというアデバヨは「これから走って、今食べた分を消費しないと」とも話すなど、選手の体脂肪率に関するインセンティブを契約に加える形でコンディションの維持を徹底させているヒートの選手ならではのコメントを残した。

今回は完敗を喫したアデバヨは、チーム内でも大食漢のマイヤーズ・レナードを派遣すべきだったとボヤいた。

「マイヤーズの方が良かったよ。彼は相当なカロリーを摂取しているからね」