馬場雄大

「NBAでプレーする自分の夢の第一歩がやっと始められる」

9月17日、アルバルク東京が会見を実施。馬場雄大がNBAダラス・マーベリックスのキャンプに参加することを発表した。

高校1年でU16日本代表に選出されるなど、早くから世代を代表する選手として活躍してきた馬場は、筑波大学に入学後に大きくステップアップ。1年時から主力としてチームをインカレ(全日本大学選手権)3連覇に導くなど、大学トップ選手として大暴れする。そして、4年時は大学在学中でありながらアルバルク東京と契約し、現役の学生プロバスケットボール選手に。A東京でもチームに欠かせない戦力として、Bリーグ連覇に貢献した。

今夏、かねてから公言してきたNBA挑戦へと本格的に始動。NBAサマーリーグではダラス・マーベリックスの一員として出場し、高い身体能力を生かしたゴール下へのアタック、激しいプレッシャーをかけ続けるディフェンスなど持ち味をしっかり発揮。ローテーションに入るなど、しかり爪痕を残した。

また、ワールドカップでも、馬場のもう一つの武器である、逆境にも物怖じしない強靭なメンタルで自分らしいプレーを披露。特にアメリカ戦では18得点をあげるなどインパクトを残した。

今日の会見で馬場は「日本バスケ発展のため、NBAでプレーする自分の夢の第一歩がやっと始められる。僕自身ワクワクしています」と抱負を語った。

もっとも、キャンプには参加できるものの、ここからマブスとの契約を勝ち取るのもそう簡単ではない。現在はマブスとの交渉は最終的な段階に入っているが、最終合意には達していない。それでも契約交渉は、参加にあるGリーグのテキサス・レジェンズではなく、あくまでマーベリックスと行っているとのこと。馬場がプレシーズンにマブス首脳陣の信頼を勝ち取り、正式契約を結んでNBAの舞台に立つことを期待したい。