インサイドを補強し、チームの底上げに成功
富山グラウジーズは菅澤紀行の獲得を発表した。
現在32歳の菅澤は192cmのパワーフォワード。リンク栃木ブレックスの下部組織、TGI D-RISEでキャリアをスタートさせ、その後、群馬クレインサンダーズ、秋田ノーザンハピネッツ、岩手ビッグブルズを渡り歩いた。昨シーズンは仙台89ERSでプレーし、58試合に出場して平均10.8分で3.6得点を記録した。
昨シーズン、念願のチャンピオンシップ進出を果たした富山だったが、シューターの大塚裕土が今オフに移籍するなど、戦力アップに成功したとは言い難い。その中で、ジョシュア・スミスとレオ・ライオンズの強力外国籍コンビのバックアップを務める人材を確保できたことは心強い。
菅澤はクラブの公式ホームページで「『積極的自己犠牲』をモットーにチームのために全力で闘います」とコメントしており、汚れ役を自ら進んで引き受けるメンタリティーの持ち主だ。そんな菅澤が4番でプレーすることで、ライオンズを3番で起用することもでき、オフェンスの厚みは増したと言っていいだろう。
菅澤が『積極的自己犠牲』の精神でチームの潤滑油となれれば、富山はもう一つ高みへ登れるかもしれない。