文・写真=丸山素行

生アービングの美技に大興奮

7月21日、『CLUTCH BUCKET 東京』が行われ、初来日となったカイリー・アービングが登場した。現役NBAスター選手の姿を一目見ようと、2万人を超える応募の中から選ばれた、約3000人のファンが会場の大田区総合体育館を埋め尽くした。

いざアービングがコートに現れると、会場は割れんばかりの声援が飛んだ。登場して早々にドリブル、パス、レイアップ、3ポイントシュートの正確さを競うSKILLS CHALLENGEに挑戦したアービングは、華麗なムーブで観客を魅了した。

その後、アービングと伊藤拓摩による特別クリニックが行われた。アービングは「練習中から目標を立てて達成することが重要。グッドなプレーヤーとグレートなプレーヤーを分けるのはメンタリティだ」と持論を展開した。アービング直々の指導を受けたラッキーな参加者は、終始興奮を隠せない様子だった。

アービングvsBリーガー

締めくくりにはアービングが率いる「チャレンジャーチーム」と折茂武彦(レバンガ北海道 )や富樫勇樹(千葉ジェッツふなばし)、大神雄子(トヨタ自動車アンテロープス)といった日本のトッププレーヤーを集めた「ナイキドリームチーム」による夢の対戦が実現。

「ナイキドリームチーム」に先行されるも、第4クォーターには指揮官のアービングが自らコートに立ち猛追。アービングは残り24秒に逆転を狙った3ポイントシュートを放つも、これが外れシーズン中のように悔しさを滲ませた。

最後にアービングは「日本に来れて良かった、ファンのみんなありがとう。毎年来たいくらいだよ」とメッセージを残し、『CLUTCH BUCKET 東京』は大盛況のまま終了となった。